Solution

Befine coo AVEDA

課題へのアプローチ

設計依頼を頂いて3店舗目となる今回は、過去の経験により施主との共通する言語や認識を多数持った上で作業が開始された。

それはデザインを組み立てる上では一歩進んでいるように見えるが実は制約になる事が多い。「あの時のあれは・・・」といった共通経験から、さまざまな課題が持ち上がるためである。

そこで、設計するにあたって基本に立ち返り、徹底的に平面動線をなぞることから始めた。とりわけ店販(A V E D A)の位置を最重要課題とし、待合からサロンへの導入時、またサロンから受付へのお見送り時に、必ずかつ自然に、店販棚の前を通ることを絶対条件として取り組んだ。こういった共通経験を、一つひとつ丁寧に平面に落とし込む作業を繰り返した。そうして時間を掛け機能性を満たした平面レイアウトに、苔というマテリアルを注入して完成した。

苔は、適度なエージング感と素材感、また和の風情が京都らしさを醸し出すよう選定したものである。受付とサロンを隔てる苔一面の壁は、いびつに丸く抉った。それは、視線が通るよう機能性に応じたものであるが、有機的に増殖を続ける苔の特性を表現したものでもある。

「転石苔生さず」ということわざがある。転がる石には苔が生えないことから、腰をおちつけて一つのことを続けないと成果はあがらないという意味だが、逆に捉えれば、腰の据わったBefine、苔が生している。開業してから、石の上にも2 5 年。コケムス美容室が完成した。

カテゴリー

  • 店舗デザイン
ヘアサロン
京都市中京区
62坪

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